Sendai Connect

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【グルメ】日本三大ラーメン。「昔ながら」なんて言葉だけでは語りきれない喜多方ラーメンの魅力。

 


喜多方ラーメン

 

その名前を知らずとも、魚介系でだしを取ったあっさりしたラーメンは、皆さん一度は食べたことがあると思います。

 


喜多方ラーメンは人口比率に対する店舗数が日本一。ラーメン町と言っても過言ではない一角に、ラーメン屋が密集しています。

 

 

ブーム前から店舗数は変わらないということですから、如何に地元の方々に浸透していたかがうかがえます。

 

 

数か月前に出張で喜多方まで行きました。

 


* * *

 

 

 

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食べたのは坂内食堂。

密集地の中でも中心部にあります。

 

 

 

 

 

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着丼。

 

 

 

美味しい。

 

初めて食べるのに、懐かしい味が郷愁をそそられます。
なんでも新潟との県境にある山から流れる水の質が良く、美味しい麺が出来上がるとのこと。

 

 


 
喜多方ラーメンの始まりは大正時代。隆盛期は昭和初期。当時は、戦争の食糧難の時代でもあり、市民にとってご馳走であったそうです。


ホールもキッチンも全員おばちゃん。おばちゃんたちがこの味と雰囲気を引き継いできたのですね。

 


食糧難の時代も、ラーメンブームの時代も、バブル景気でラーメンより高級な食べ物が重宝された時代を経過しても、
ここは「変わらない」。毎日その湯気と熱気と共に、市民の胃袋を支えてきたのだなあと。

 

 


現状に満足できないのであれば、それは「変わらなければならない」とき。

 


就職活動を経て社会人になりましたが、当時は「成長する」という言葉を良く耳にしました。

 

 

 

でも、ここは「変わらない」。
ずっと愛され続けることが、どれだけ難しくて、大変なことだろうか。


「変わらない」ってことが、暖かさだったり、安心を生み出している。

 


時代に迎合して流行り廃りに飲みこまれゆく観光地より、よっぽど価値を感じます。
語弊を恐れずに言えば「時間がゆっくり流れる」東北には、このような場所がたくさんあります。


関東で育った私ですが、東北のこういう所に感銘を受けたのがブログを始めようと思った理由の一つです。

 

 

 

 

 

ごちそうさまでした。

 

 

 

* * *

 

現地で試食して完全に再現できていたので、10食分買って帰りました。値段以上の価値はありました。プレミア物。

 

「喜多方風」ではなく「喜多方」のラーメンを。

 

 

 

* * *

 

<店舗情報>

【店名】坂内食堂
【住所】福島県喜多方市字細田7230
【電話】0241-22-0351
【営業時間】7:00~18:00(スープがなくなり次第閉店)
【定休日】木曜日(祝日の場合営業)。元旦のみ休み。

 

tomo